子どもたちとともに取り組む
社会活動
- 合宿での環境学習
- 古切手を活用した「オリジナルしおり」を講習会賞品に採用
- クール・ティエラ運動優秀教室(温度湿度管理が最もすばらしい教室)の表彰
- ティエラエコポスターコンクールの実施と優秀作品の表彰
- ティエラがんばりポイントによる植林・文具の寄付(ベトナム、モンゴル、鎮守の森プロジェクト)
- 福島の親子10組がカリヨンハウスで保養(せとうち交流プロジェクトの一環・2012年と2014年に実施)
- ベトナムマングローブ子ども親善大使によるマングローブ植林
- ティエラエコ川柳コンクールの実施と優秀作品の表彰
- エコキャップ回収(CO2の削減とエコキャップ推進協会への寄付)
- 古切手の回収(障がい者自立支援施設・誕生日ありがとう運動本部への寄付)
社会活動
(2021年の取り組み・実績)
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2021年度も、毎月10日前後にティエラ環境DAYを地区ごとに設定し、環境教育推進リーダーのリーダーシップのもと、みんなで教室環境のことを考え、整備する日にしようという取り組みを継続実施しました。それ以外に1年間で取り組んだことをご紹介します。
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ティエラエココンクールを実施しました
夏休み期間中は、各教室でティエラエココンクールに取り組みました。今回は環境キャラクター イラスト部門、環境キャラクター ネーミング部門、環境意見文部門の3部門で募集。工夫をこらした素敵な作品がたくさん集まりました。
最優秀賞・優秀賞の受賞者には、賞状とティエラがんばりポイントが贈られました。
冬休み期間にはティエラエコ川柳コンクールを実施しました。子ども達から環境についての気づきや提言を五七五で表現したエコ川柳がたくさん寄せられ、最優秀賞・優秀賞を表彰しました。
夏のエココンクール、冬のエコ川柳コンクールの募集要項および結果は環境特設サイトにて掲載しています。
https://tierracom.xbiz.jp/eco
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夏の特別企画
近年、日本と世界に襲い掛かかり多くの命と生活を奪っている豪雨、洪水、熱波による山火事、ハリケーンなどの自然災害。地球規模で複雑に繋がる様々な課題について、アメリカの最前線で活躍するスペシャリストからお話いただく特別企画を開催しました。
日替わりで3名のスペシャリストにオンラインで登壇いただきましたが、その中で地球環境から考える未来をテーマにお話しいただいたのが地球環境観測のスペシャリストである小田知宏さん。小田さんは、現在USRAの上席研究員として地球観測衛星を用いた地球規模の環境モニタリングシステムADIACを開発・運用されています。昨年8月まではNASAゴダード宇宙飛行センターに在籍しており、アメリカトップリーダー研修でNASAを訪れたティエラの子どもたちに、毎年特別講義を行ってくれていました。
今回は、これまでに蓄積された地球環境の観測データをグラフや動画に落とし込み、人間の活動が地球に与えている影響をわかりやすく示してくれました。観測データの推移をみると、CO2の排出量増加は明らかで、温暖化はCO2とは関係がないのではないかと考えていた子どもたちにとっても、説得力のある回答を返してくれました。
地球温暖化という大きな問題に対しても、自分でかみ砕ける小さく分解して考えると、どんな行動をとればいかが見えてくる。小田さんの言葉をしっかり受け止めた子どもたちの表情が印象的でした。
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クール・ティエラ推進大賞を表彰しました
毎月のティエラ環境DAYに行っている教室環境に目を向ける取り組みのひとつ・教室と事務室の温度湿度測定。2020年6月から2021年5月までの温度湿度測定結果とコピー代の削減、そして環境教育への取り組みを点数化し、最も点数の高かった教室に贈られる「クール・ティエラ推進大賞」。今年度は能開金沢南本校が受賞しました。金沢南本校には表彰状と副賞が贈られました。
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エコキャップ運動
2021年1年間で集まったペットボトルキャップは2,365個。これでティエラでの累計は170,357個、約1,287kgのCO2削減に貢献しました。
東日本大震災復興支援
東日本大震災は、被災地の子どもたちの未来にも大きな影を落としました。ティエラコムは教育に携わる者の役割として、被災した子どもたちを支援する(一社)日本青少年育成協会主催の活動「復興の種」に地震発生後、すぐに参加しました。社内外に義援金を募り(一社)日本青少年育成協会・(一社)民族音楽院日本支部を通じて被災地に届けるとともに、被災地の子どもたちを励ます会員からのメッセージを発信いたしました。生徒のメッセージや作文には復興への心からの祈りが込められており、復興へ向けて自らなすべきことを真摯に考える姿が伝わりました。
復興の種 作文・ショートメッセージを当社ホームページで紹介しております。
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環境教育の推進
1994年からNGO団体「アクトマン・マングローブ植林行動計画」に賛同し、ベトナム戦争で壊滅的ダメージを受けたカンザー地区のマングローブ再生・共存の活動を支援してきました。ホーチミン市内に職員を駐在させ、植林体験の案内や各種エコツアーの添乗などの環境教育活動を行っています。
小4~中3の子どもたちを対象にした「ベトナムマングローブ子ども親善大使」は、マングローブと共存していく大切さを、地域や世代を超えて伝えたいとの思いから始めた活動で、1997年から2017年まで17回開催しました。2012年からはカンザーの小学生と共に学び、交流し、植林する「日越友好マングローブ植林」を行っています。また、ホーチミン市友好協会および村山日本語学校との交流会、文具の寄付活動など、さまざまな交流を体験することで、子どもたちの心の奥に小さくとも確かな広い世界に向けた意識の種を植えていきます。
ティエラがんばりポイント寄付報告
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ティエラ会員として
登録された方には
WEBテストの点数や合宿参加といった個々の頑張りに応じて付与される「ティエラがんばりポイント」。ポイントが貯まると、ポイント数に応じた様々な賞品と交換できます。自分の頑張りで得たポイントを自分のために使うのではなく、寄付するという選択肢を選んでくれた優しさを受け取った現地からのレポートをご紹介します。
なお、ティエラがんばりポイントの付与は2022年8月をもって終了します。お手持ちのティエラがんばりポイントの寄付への交換は2023年5月末まで受け付けています。(寄付以外の賞品への交換は2023年8月末が期限となります)
ティエラがんばりポイント制度終了後も、Tierra Eco & Futureという新たな制度によって寄付は継続してまいります。
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ベトナムへの植林の寄付
例年、寄付を届けてくれていた「ベトナムマングローブ子ども親善大使」は2021年も新型コロナウイルス感染拡大のため実施できませんでしたが、現地のカンザー森林局から、これまで植林したマングローブ林の様子が届きました。2021年分の寄付をカンザーに届けるのは、2022年春以降になる見込みです。
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ベトナムへの文具の寄付
ベトナムへの文具の寄付を届けるVinh Son Vinh Hoi小学校は、貧しさで有償である公立の小学校に通えない子どもたちのために、教会の信者の方々や支援団体からの援助で無償の教育を提供してるチャリティー小学校です。
こちらも2022年2月現在、新型コロナウイルス感染拡大防止のため休校が続いており、2021年分の寄付を届けられるのは、状況が落ち着いてからになりそうです。
寄付報告は次年度のレポートに掲載します。
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モンゴルへの植林の寄付
1995年からモンゴルでの植林活動を行っている特定非営利活動法人 GNCによるモンゴル セレンゲ県におけるアカマツの森の再生プロジェクトに活用していただきました。
今回の植林はもともと林だったのが森林火災と伐採で草地化しているアルタンボラグ村で行われ、保水性が良好な土壌のため苗の定着と成長が見込めると報告いただいています。
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モンゴルへの文具の寄付
昨年同様、GNC Japanのスタッフの方が、ウランバートル市立 青少年育成特別教育センターで文具と施設で不足していた衛生用品を購入し、寄付してきてくださいました。
文具を受け取る子どもたちは、「勉強がんばります!」と言いながら受け取ってくれたそうです。
施設長の方からは、「新型コロナウィルス感染症が収束せず、施設としても苦しい状況の中、今年もこうして文具の寄付を頂き、とても有難いです。
ティエラコムの皆さん、いつも寄付をありがとうございます。」というメッセージをいただきました。
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災害から命を守る森を
つくる
植林の寄付
災害から命を守る森を作る植林への寄付は、「公益社団法人鎮守の森プロジェクト」にお渡しし、他団体からの寄付とあわせて岩手県山田町、大阪府阪南市における津波からいのちを守る森づくりに活用いただきました。
ティエラ環境保護活動
レポート
ティエラコムが1年間で取り組んだ環境保護活動についてまとめた「ティエラ環境保護活動レポート」を2008年より毎年発行しています。ティエラ環境保護活動レポートを生徒・保護者に配布することを通し、環境保護活動へのご理解をいただくこと、そして環境アンケートやエコポスターなど環境のことを考える活動への積極的な参加を呼びかけています。
アオザイ通信
ベトナム連絡事務所駐在員による読み物を連載しています。ベトナムでの生活、新聞の話題など、ベトナムの空気を少しでも感じベトナムという国に興味関心を持つきっかけになってくれればと願っています。
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