春さんベトナム人の花嫁を娶るの記F
わけがわかったようなわからないような身体検査も無事終わり…いよいよ春さん結婚最終手続きへすすめるか?でも21日の結果も気になる…
3月22日
午後より5区にある精神鑑定のために病院を訪ねる。病院の名前はNhiet Doi(熱帯)病院。もともとは熱帯病のために建てられた病院らしい。ここは昨日の病院よりははるかに小奇麗で、建物も新しい。待っている患者も昨日とは比較にならないくらい少ない。我々が着いた時は10人くらいしかいない。
待ち時間もほとんど無く、すぐ医者の部屋に通される。ここでは昨日のように直接お金を渡すという場面はない。しかし彼女が先に先生に100,000ドンを渡していたという。先生の質問は、彼女に対しては「父母の名前は?年齢は?」などと常識的なことを聞いて来る。私には同じことを聞くのではなく、文書に書くようにと言う。あとで聞くと、ここでもある程度のお金を渡さないと、先生の質問の内容が簡単な常識的なことではなく、答えにくい難しい質問をしてくるのだという。「すべては医者の給料が安い」ことに原因があるというがこういう習慣が定着してしまうと、仮に将来医者の給料が上がっても無くならないような気がする。こちらとしてもわずかの金でこちらに不利な書類を作られてもアホらしいから仕方なく払うことにする。質問時間は正味3分ほどで、結局この日に払ったお金は340,000ドン。
3月24日
彼女1人で、21日に受けた病院の検査結果を貰いに行く。検査結果は2人とも性病・エイズの検査とも異常なし。このテストは問題無く通過した。あと残るのは精神病の検査だけである。この2つを通過してようやく結婚の最終手続きの書類が完了する。
3月25日
結婚式の招待状を受け取りに行く。Ly Thay To(リー タイ トー)通り。スペルの間違い・時間の間違いがないかチエツクして、残りの残金200,000ドンを払う。帰って部数もキチンと頼んだ部数あるか確認。OK。
3月26日
精神病の検査結果をもらいに行く。結果はここでも異常なし。2つの病院とも金を払ったが、もし金を払わなければどうなったのだろうと思うと(検査を受ける人全員が払うとも思えないし)怖い気もしてくるのである。
3月27日
彼女から朝7時にTELあり。司法局に早く行かないと遅くなればなるほど人が多くなり、相当待たないといけないので、8時には行くことにした。今回が結婚に到る最終手続きになる。今までの書類全て(その全てにハンコを押してある)
- 日本領事館でもらった3種類の書類とそのコピー
- ベトナム語に翻訳した書類
- 人民委員会で貰った書類
- 2つの病院の検査結果
- パスポートのコピー
を持参する。
上記の全ての書類を持って司法局に8時到着。まださほど多くは来ていない。ここは待つ人は建物の外で待つようになっていて、呼ばれた人が中に入って用を済ませるやり方をしている。彼女が先に受けつけの方に行き、書類を提出しようとどこに出せばいいのか聞くが、またここでも明確には答えない。彼女は仕方なく帰って来て、外国人の私が聞いたほうがすぐ答えるというのでその通りに聞くと確かにすぐ受け付けてくれた。何故そのようなあからさまな違いがあるのかがどうにもよく分からない。
それから30分、40分と待つがなかなか呼ばれない。
いらいらさせるなよな…まったく。
2002年へ続く
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