春さんのひとりごと
一月ぶり、ご無沙汰してしまいました。みなさんお元気ですか。
今月からフーンさんの子育て日記も始まります。また読んでくださいね。
そして質問や感想メールいただければうれしいなあ。
こちらは5月初旬から本格的な雨期に突入しました。突然大雨や雷が襲い、その雨が止むまでしばらくは何も出来ません。
この雨期の時期というのは、どうしても皮膚感覚での部屋の中の温度と、外に出た時の温度の差が有り過ぎて調子が狂ってしまい、今まであまり病気をすることも少なかった私も、つい風邪を引いてしまいました。
部屋の中は蒸し暑くて半そで一枚もいらないほどなのに、外に出てバイクで走ると、半そででは鳥肌が立ってくるような涼しさなんです。外に出て初めて、長袖を着てくるべきだったと後悔します。
実はこの風邪を引いた前日は、ちょうど路上のヤギ鍋屋さんにひさしぶりに行った日で、ひさしぶりにヤギの乳肉の炭火焼きと、ヤギ鍋に舌鼓を打っていたら、隣の席に旅行客らしい外国人の一団が、旅行用のザツクを椅子の上に置いて、全員で6人ほどが同じようにヤギ鍋をつついて食べていたのです。
聞くとは無しに聞いていると、その話している言葉からして、どうも台湾からの旅行客らしいようで・・・。しかもその距離は、私と2mも離れていなくて・・。
台湾→旅行者→至近距離→???!!!!
そうと分かった段階ですぐそこを出ましたが、帰り道は気のせいか寒気がして来たような・・・。そしてその日の夜に熱が出て、こわごわと体温を測ると38度は超えてはいませんでしたが、37.2度ありましたので、この日はビールは飲まずに、バファリンを飲んで早く寝ることにしました。
翌朝起きると熱はまだ引かずにいたので、知り合いの先生に電話すると、「体温は?症状は?」と聞いた後、「それは単なる風邪だよ、ハハ」と一言。
「もしや、あの流行の病気では?もしその場合はどうしたら?」と聞くと「あの病気はベトナムは一応終息宣言も出て、終ったの。それにもし本当にそうであれば、今頃こんな電話など出来ないよ。もし万が一その病気だったら、私を訪ねて来ないでよ。」と、笑いながら電話を切ってしまいました。
私の場合はどうやら単なる風邪だったようですが、世界を震撼させたSARSをベトナムはいち早く終息させたにも関わらず、やはりその影響はまだまだ続いています。私が日本からベトナムに帰った時にも、全部で乗客は30人くらいしかいなくて、通関も早いものでした。
さらにSARS発生前には、石を投げれば日本人に当たると言われていたくらい、このホーチミン市内を買物カゴをぶら下げた若い日本人の女性が数多く歩いていたのに、今はほとんどその姿を見掛けなくなったのです。
先日知り合いの雑貨屋さんに、「どう最近は?」と聞くと、そこの店員が「ベトナムはもうあの騒ぎは終ったというのに、全く日本人が来なくなったわよ。日本人だけじゃなく、他の国の人も同じだわ」と嘆き、「最近街を行く人で一番多いのはベトナム人になってしまった」と、最後は諦めに近い言葉を吐いていました。
*残念ながらこのSARSの影響で今年のベトナムマングローブ子ども親善大使は中止になってしまいましたね。毎年、大使のみなさんにお目にかかるのを楽しみにしていたのですが残念です。来年こそはみなさんと一緒に元気よく植林活動や交流ができるといいですね。
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